黄金の鍵

遡りつつ飽きるまで、観劇記録と思いつき

年代記の1ページ

 2019年11月8日、GENERATIONS from EXILE TRIBEのドームツアー「少年クロニクル」東京2日目に行ってきました。LDHにハマった話を書く前に現場の感想書くことになるとは思ってもいませんでした。突発的に現場行きを決めたもので……。

若干セトリ・演出バレしながら書いていますのでご注意ください。

 

 これまでにきちんと会場に足を運んだことのあるコンサートはドリライ*1のみ、LDH系列のものはザラとBOTをライビュで、GOTRとTYFを映像で見ただけであり、先日の幕張はコンサートのみを目的として構成されたものでは無いためノーカンとすると、今回が生まれて初めてのアーティストのライブコンサートへの参加でした。先日のBOTから本格的にのめり込んだのでとにかく歴は浅いのですが、行く機会があるのにここで行かなければ絶対後悔すると思い、ザワからLDH界隈に引きずり込んだ友人と参加してきました。

 当日は馴染みのある水道橋にいるのに、会場がTDCホールでもGロッソでも無い*2のがとにかく不思議で、いつも素通りしていたドームに今日はとうとう入るのかと思うとなんだか一般人になった気分でずっとそわそわしていました。一般人は会場がどうこうでにやけたりはしない。

 一応立ち位置センターのパフォーマー👽さんが一番気になっていて、彼を中心に応援しているのですが、当日の座席(2階スタンド1塁側でした)からは見事にアリーナの照明がセンステに被っていて、びっくりするほど何も見えなくてちょっとだけ泣きました。トロッコはちゃんと見られる位置だったのでまあなんとか……いやでもセンター見えないのはつらい……。

 OP映像の世界観に圧倒されていたら始まった1曲目、いつも画面越しに見て、イヤホン越しに声を聞いている彼らが本当に目の前に、同じ空間にスポットライトを浴びて存在しているのが、現実のことなのにどこか夢のようで、信じられなくて、曲にノるどころではなくなって、ほぼまるまる一曲の間地蔵していました(迷惑)。パニックになりすぎて半ば泣いていました。こうして振り返ってみると我ながらめちゃくちゃ気持ち悪い……。

 その後は聞き慣れた好きな曲でようやく自我を取り戻して踊り狂ったり、バラードに聞き入ったり、女絡み演出にきゃーきゃーしたりと、ひたすらに時間と空間を満喫しました。個人的にはワンミリの演出が一番思い出深いです。まさか生のコンサートのステージ上であのMVを再現するとは!誰も想像しないというかできると思わないでしょ……。女性ダンサーさんに向ける笑みがみんな柔らかくて素敵で、終始叫びながら見ていました。あまりにも衝撃的かつ最高の演出だったのでもう一度、いや一度とは言わず何度でも見たい……。あとオロチ兄弟に会えると思っていなかったのでもうとにかく興奮しました!!!!!!!!!!オロチ兄のあのセリフを、とあるモーション*3付きで生で聞けた瞬間には、もう鳥肌立ちまくりでした。アクションもアクロバットも距離が離れているのに凄まじい迫力を感じました。そして東京ドームで奏様とピアノデートするという、強めの幻覚のような現実も味わったのでわたしは果音ちゃんです(????)

 メンバーについてはそれぞれ知っていたつもりでも、いざ実際生でパフォーマンスする姿を見てみると、ステップが高速すぎたし、DJ格好良すぎたし、ドラム叩きながらブレずに歌うのが凄まじすぎたし、動きが人間離れしていたし、弾き語りが美しすぎたし、ストンプにぶち上がったし、ラップパートがハマっていたしで、想像を遥かに超える魅力に完全にやられて帰ってきました。今でもHKD聞く度にあの日を思い出して少しにやけてしまいます。不審者。

 ちなみに今現在、個人的にメンタルにくる案件をいくつか抱えているのですが、DREAMERSのとあるフレーズを聞いた瞬間、楽しいはずなのにぽろぽろ泣いてしまいました。ラストの立ち位置がいつもとポジションが異なっていた点も後押ししてきて、感情が思考に追いつかない状態になりながらしばらく見ていました。アーティストの彼らは、たった7人で何万人もの人間を幸せにしたり、夢や活力を与えたりすることができる。その場にいるときは当たり前のように享受していた状況ですが、今こうして改めて文字に起こして振り返ってみると、奇跡や魔法*4にも似たようなことを行っているように思えて他なりません。

 普段は演技をしている姿や、ラジオやweb番組といったバラエティ系の姿に親しむ時間の方がなにかと長くなってしまうのですが、ステージ上の彼らはそのどの姿よりも圧倒的に輝いていました。勿論、芝居が下手とか、バラエティに向いていないという意味ではありません。むしろどの場所でも活躍できるほど様々なスキルを併せ持ち、それらを常に磨いてすらいます。それでも、その持てる力を完全に解放し、全力を放って輝けるのが、ステージという彼らにとっての本来の居場所であり、最大限に活躍できる主戦場であるのだろうな、という印象を受けました。どこから目線の何様の感想だこれ。そしてやはり現地で生のエンターテインメントを浴びるのは、最高の贅沢だと個人的には思います。瞬間の芸術は鮮度が命なので……。

 そしてこれは完全に余談ですが、メンバーが少ない分、パフォーマーショーケースでひとりに割り振られる時間が長めなのがちょっぴり羨ましいな〜なんてことも思ったり思わなかったり。それぞれのグループにはそれぞれの強みがあるので、ステージングにも違いが生まれるのは当然なのですが、それでもやはりパフォーマーソロはしっかりがっつりたっぷり長めにほしい……な……。

 とにかくはじめてコンサートを見たアーティストがGENERATIONSでよかった〜〜〜〜〜!!!このひとことに尽きます!次はセンター見えるところで見たい!アルバム発売、紅白初出場、そしてデビュー7周年おめでとうございます!

 楽しい物語で、彼らの年代記のページがいつまでも増えていきますように。

 

 

 

 

*1:ミュージカル『テニスの王子様』におけるDream Liveの略称

*2:テニミュスーパー戦隊素面公演の聖地です

*3:村山さんがS1コブラ戦前にやってた右頬を拳でぱしぱし殴るあの動作

*4:型月信者なのですがあえてここは魔法とします